デジタル技術の急速な進展、地政学リスク、気候変動、シェアリング/サーキュラーエコノミーといった新しい経済モデルの登場などにより、現代社会は将来を見通しにくいVUCA(Volatility/変動性、Uncertainty/不確実性、Complexity/複雑性、Ambiguity/曖昧性)の時代を迎えています。
三菱電機と東京大学は、今年4月1日、さまざまな課題を克服したありたい未来社会の姿について議論し、それを実現するための道筋を描いていくための共同研究体「三菱電機-東京大学 未来デザイン会議」を設立しました。この未来デザイン会議では、ありたい未来社会を実現するための施策を設計する社会連携講座の開設の他、技術課題の解決を図るための共同研究活動を推進する予定です。今後起こりうるさまざまな事象が、どのような社会の到来をもたらすのかを大胆に推測し、私たちの望む社会を実現するためには今何をすべきか、今後何に取り組むべきかを考察し、未来社会ビジョンとしてまとめます。
この取り組みの中で得られた成果は、オープンフォーラムなどを通じて広く情報発信し、さまざまなステークホルダーの皆様と共有します。さらに政策提言や共創を通じ、未来社会ビジョンの実証と社会実装を進めてまいります。