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リニア経済からサーキュラーエコノミーへの転換への重要性について勉強会を開催しました。

11月14日、毎月定例の勉強会(非公開)を開催し、今回は物質材料研究機構 名誉研究員/サーキュラーエコノミー・広域マルチバリュー循環研究会代表の原田 幸明様をお招きし、リニア経済から真の循環経済(サーキュラーエコノミー)への転換についてお話しいただきました。

まず、サーキュラーエコノミーの核心は、単なる物質の循環ではなく、価値の循環にあり、従来の大量生産、大量消費のリニア経済モデルを変革していくものであるとのご説明をいただきました。

従来のリニア経済では、製造者(動脈側企業)による価値提供は、商品を製造、販売するに止まっていましたが、サーキュラーエコノミーでは、経済主体全体を包み込み、顧客の利用・運用時や廃却時まで含めたライフサイクル全般にわたり、価値を提供し続けるものであり、そのためにはエコデザインや、サービスモデルの転換を行うことが必要である旨、語っていただきました。

物質そのものよりも付加される知恵やプロセスが重要で、サーキュラーエコノミーの核となるのは残存価値の発掘と活用であり、生産者と消費者が共に新しい価値を創造する社会への移行を目指すことが説かれました。