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2024.8.26

社会連携講座開設のための第一回集中勉強会を開催しました。

未来デザイン会議では毎月定例の勉強会を行っていますが、次期社会連携講座開設に向けて集中勉強会を開催いたしました。8月2日は第一回目の集中勉強会(非公開)であり、東京大学産学協創推進本部の中尾政之特任研究員と東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻の山崎俊彦教授をお招きしました。

一人目の中尾先生の講演は『少子高齢化社会の労働問題に対してテクノロジーで貢献できること』というタイトルで行われました。東京大学の卒業生の就職データや大学内の起業状況を例として示し、将来の大学のあり方やものづくりのあり方について議論が行われました。

大学での専門性やものづくりの教育のあり方、企業での新入社員の教育のあり方について、より深く考える必要があると気付かされました。また、「How to make」と「What to do」の議論が行われ、課題設定の重要性や、どのように新しい課題を見つけるかを日々考えていく必要があると感じました。

二人目の山崎先生の講演は『「魅力」を人工知能で科学する』というタイトルで行われました。生産人口が減少する中で付加価値を高めるためにはどうすればよいかについて議論が行われました。付加価値を高めるために運任せで成功・失敗を試みるのではなく、定量化・数値化を行うべきという議論には大変共感しました。何らかのロジカルな根拠に基づいた付加価値を高める設計をしていくべきだと感じました。また、AIが万能だと思うことは大きな失敗のもとだというアドバイスは肝に銘じなければならないと感じました。