デザイン思考に関する勉強会を開催しました。

　

毎月定例で行っている討議（非公開）の24年度第9回として、12月4日に、NEW STANDARD株式会社の久志 尚太郎 様をお招きして、「新しい意味の解釈理論に基づく、デザイン主導の意味のイノベーション」と題してご講演いただきました。

　久志様が創業されたNEW STANDARD社は、主に、ミレニアルズやZ世代をターゲットにした商品企画等を行う会社であり、顧客の意味創出に徹底的にこだわっています。講演では、久志様がこれまでに追求してきた意味的価値の生み出し方と、同社での取り組み事例について紹介いただきました。特に、デザイン思考にかかる抽象的な話題について、意味的価値の高いデートプランの作成や、インド発祥のカレーから日本が独自のカレーライスを生み出してきたことなど、分かりやすい事例を用いて説明いただいたところ、これまでにない活発な質疑があり、おおいに盛り上がりました。

　久志様によれば、元来日本人は意味的価値のある事業・製品を生み出すのが得意であり、その追求は新たな日本の強みになるはずとのことで、われわれにもできるかもしれないと思わせられる講演会でした。