三菱電機-東京大学 未来デザイン会議では、今後起こりうるさまざまな事象がどのような社会の到来をもたらすかを大胆に推測し、これらを克服した「ありたい未来社会の姿」について議論すると共に、それを実現するための道筋を描いています。その一環として、様々な分野でご活躍の有識者の方々をお招きし、ご専門分野に関する最新動向やお考えを学ぶ勉強会(非公開)を開催しています。
2025年8月に「第9回アフリカ開発会議」が横浜で行われたのはまだ記憶に新しいところですが、ありたい未来社会を描くにあたり、アフリカの現状と将来に目を向けることは非常に重要だと考えています。そこで、10月22日に開催した25年度最初の勉強会では「アフリカ」をとし、東京大学大学院 総合文化研究科・グローバル地域研究機構アフリカ地域研究センター長 遠藤貢教授をお招きし、「グローバルなインフラ環境とアフリカ」についてご講演いただきました。
ご講演では、アフリカの広さや人口構成、2012年にアフリカ連合首脳会議で採択されたProgramme for Infrastructure Development in Africa (PIDA)の概要・進捗など、アフリカにおける課題や取り組みについて、インフラ整備状況等にも触れながら解説いただきました。さらに、中国の「一帯一路」やEUの「グローバル・ゲートウェイ」などのアプローチ、日本がTICAD9で打ち出した「インド洋・アフリカ圏経済イニシアティブ」の概要についても解説いただき、アフリカでの事業や、それに関わっている国・地域の関心・関係性などについて、大変貴重なお話を聞くことができました。


グローバルでは人口減少が進む一方で、確実に起こると考えられるアフリカでの人口爆発。地域格差の問題を抱えつつも、急速な技術導入によって出現したリープフロッグ現象、アフリカ市場への外国投資拡大の兆しなどを背景に、今後、アフリカは大きな変化を遂げると考えられます。国・地域の現状と課題、将来に向けた様々な取組をもっと深く知り、産業界、学術界がするべきことは何かについて考えさせられる講演でした。